大会長挨拶

日本総合健診医学会第48回大会
大会長:髙橋 敦彦
日本大学短期大学部 教授・食物栄養学科 学科長

 日本総合健診医学会第48回大会を、来る2020年 2 月7日(金)・8日(土)、京王プラザホテル(東京都新宿区)で開催致します。今回は「予防で築く健康長寿社会 -食・栄養と総合健診-」を大会テーマとしました。

 厚生労働省の平成29年簡易生命表によれば、日本の平均寿命は女性が87.26歳、男性が81.09歳であり、いずれも過去最高を記録し、我が国の保健福祉水準の高さを示しています。これには様々な要因が関与していますが、世界に冠たる国民皆保険制度、健診を含む予防医学、日本食の特殊性の寄与が大きいと考えます。なかでも、伝統的な「和食」にアレンジが加えられた現代の「日本食」は、美味しく栄養バランスが良いものです。最新の栄養学に触れていただき、食と栄養について皆様とともに考える機会となればと思います。

 本大会では、音楽の通奏低音のように教育講演、招請講演を配し、シンポジウム、パネルディスカッションをはじめ、人間ドック健診専門医、総合健診指導士、総合健診業務管理士、指導医、産業医、NRサプリメントアドバイザーのためのプログラム、新たな試みとして技術向上のためのハンズオンセミナーなどの企画を用意しております。

 この大会が様々なsubspecialtyを持つ皆様にご満足いただけるような大会になりますよう、鋭意準備をして参ります。

 多くの皆様と早春の東京でお目に掛かれますことを楽しみにしております。